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春の星座

らしんばん座

らしんばん座:ギリシャ神話に登場するアルゴ船の形、昔は1つのアルゴ座でした。この船は、イオルクスの王子ヤーソンが、金毛の雄羊の皮衣を取り戻すためにコルキスの国に遠征し、凱旋したところから船の名前がつけられたとのことです。らしんばんは、船の進む方向を指し示すものです。教会という船団の進む道を指し示しているのかもしれません。

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春の星座

おおぐま座

おおぐま座:全天で大きな星座の1つです。古代語では、この星座は、熊の意味でなく、羊の大群を意味しています。北斗七星の星ミザールは、「守られた場所」という意味がありました。古代のエジプトのデンデラ神殿では、この星座は女性の姿に描かれ、蛇の敵として「蛇を砕く者」と呼ばれていたそうです。これらのことから、この星座は熊でなく、キリストに守られた羊の群れ、蛇を打ち砕く勝利の主のもとに集められた天上の教会を意味していると見ることができます。

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春の星座

かに座

かに座:かには、水の中で生まれた生物です。教会も水と霊から生まれた人々です。キリストは、「だれでも水と霊から生まれなければ神の国に入ることはできない」(ヨハネによる福音書3章5節)といわれました。かにの成長は、脱皮など変態によって成体になるもので、これも神の民に通じるものがあります。「以前のような生き方をして情欲に迷わされ、滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て、心の底から新たにされて、神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。」(エフェソの信徒への手紙4章22節~24節)この聖書が示している古き人から新しき人への新生と成長は、まさにかにの成長で象徴されています。かに座には、ビーバイブとよばれるプレセペ星団が存在します。プレセペは、「かいば桶」を意味しています。

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春の星座

かんむり座

かんむり座:南十字座は十字架をあわしていますが、この星座は復活をあらわしています。神は、罪の中にある人間を救うために、イエス・キリストをこの世に送って下さいました。イエスは、罪を犯されなかったのに、私たち人間の罪をすべて背負って十字架で死なれました。しかし、キリストは三日目によみがえられたのです。キリストの死と復活のゆえに、神は信じる者を永遠の世界に導き、勝利の冠を与えて下さるのです。

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春の星座

うしかい座

うしかい座:聖書では、キリストは羊飼いにたとえられています。「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは、羊のために命を捨てる。」(ヨハネによる福音書10章11節)「わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。」(ヨハネ:10章14節)この星座が羊飼いのキリストの姿をあらわしています。1等星アルクトウルスは「熊の番人」の意味がありますが、元の意味は「羊の群れ」や「羊の囲い」の意味です。おおぐま座のしっぽは異様に大きく、古代では、熊でなく羊の群れを意味していました。顔の部分のβ星ネッカルは「牧人」μ星アルカルロプスは「つえ」を意味し、羊飼いの役割を示しています。