カテゴリー
冬の星座

いっかくじゅう座

いっかくじゅう座:冬の大三角の中に一角獣のモデルであるユニコーンが横になっている姿がえがかれています。旧約聖書に登場する想像上の動物「ユニコーン」だとされています。ユニコーンは1本の角が生えており、解毒作用があるといわれ、病もなおし、ユニコーンの血を飲めば不応不死になれるなどの伝説がありました。このようなことから、一角獣は幸福をもたらす動物とされ、みんなが一角獣をさがしもとめましたが、見つかることはなかったようです。一角獣を見つけるには心の清らかさが必要とされ、伝説から星座になったと伝えられています。一方で、ユニコーンは、人間の善悪の両方をもつ両義性を伝える存在とも言われています。現在の聖書民数記の23章22節では、「彼らにとって野牛の角のようだ。」と表現されていますが、野牛は,昔一角獣と訳されていたようです。このように一角獣は聖書にたびたび登場しています。したがって、もともとこのいっかくじゆう座は、聖書を元にした星座といえるのではないかと思われます。

カテゴリー
冬の星座

はと座

はと座:この星座は旧約聖書・ノアの箱舟の物語に登場するオリーブの枝をくわえている鳩の姿をあらわしているとされています。洪水が終わった後、オリーブをくわえていたことから、洪水が終わったことをノアが知るのです。このことから、ハトは神と人間の和解のシンボルとされました。ここから、ハトは人間が神との和解によって、平和な世界を築いていくということで「平和」を象徴するシンボルになったとされています。

カテゴリー
冬の星座

きりん座

きりん座:旧約聖書の創世記のリベカとイサクの話でらくだを記念したものとされていたので、らくだ座とよばれていたとのこと。暗い星が多く、わかりにくい星座ですが、北極星の近くにあり、冬の時期には空高く見えるので、冬の星座とされています。きりんの星座を想像するのはむずかしい。

カテゴリー
冬の星座

とも座

とも座:4星座に分けられた一つの星座です。偉大な勝利をもって天に帰る希望の船団こそ、アルゴ座(旧四つの星座)の象徴といえるでしょう。日本からは、見ることがむずかしい星座です。18世紀後半にフランスの天文学者ラカイユによって、4つの星座にわけられました。

カテゴリー
冬の星座

おおいぬ座

おおいぬ座:エジプトのデンデラ神殿の星座絵では、目が鷹で表されており,蛇の大敵として意味づけられています。この星座の中には、全天で最も明るく輝いている星があり、火災・疫病・大災害を連想させています。それが全天一明るい星、シリウスとよばれる星です。このシリウスは、「勝利のプリンス」を表す「シル」という言葉からきています。キリストは、まさに天から使わされた平和のプリンスであり、救い主です。

カテゴリー
冬の星座

うさぎ座

うさぎ座:エジプトやペルシャでは、この星座は蛇の形にも描かれ、オリオンに踏み砕かれる蛇を示しています。伝説からもこのうさぎは、オリオンが狩りの対象としています。オリオンの足の下にあり、踏みにじろうとしている位置にあることでもわかります。この星座は、敵対しているものの運命が尽きる日の近づいていることを示しています。これは、ヨハネの黙示録19章で預言されているように、最後の審判のしるしとして考えられています。

カテゴリー
冬の星座

ふたご座

ふたご座:2人の若者が仲良くすわっています。1人は、右手に大きな棍棒をもち、1人は右手にハープ、左手に矢をもっています。その様子から、戦いの勝利をおさめた後のやすらぎのようにも見え、いざとなると戦いに出る用意ができているようにも見えます。聖書に基づく解釈では、この星座は、イエス・キリストと教会との結びつきを示しています。左側の頭にはカストルが輝き、右側の若者の頭にあるポルックスは、「悪の力から解放するために苦難を受ける者」の意味があります。キリストが、苦難を受ける救い主として生まれ、よみがえった主として、教会との結合の座、さばきの座につくことを意味しています。

カテゴリー
冬の星座

ぎょしゃ座

ぎょしゃ座:右手にバンドを持ち、左手に羊をかかえ、天の川の中に座をしめている男の姿があります。この星座の名前は、「手綱をさばく人」を意味するところからきていますが、語源的に調べてみると、「羊飼い」を意味していることがわかるようです。ぎょしゃとは、羊の群れのために全生命を傾けてこれを守り育て、生命を与えているよき牧者ということになります。この星座の一等星カペラは羊をあらわし、まばゆい光を放っています。この星座を見るとき、次の聖書の言葉を思い出してみましょう。「主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。」(イザヤ書第40章11節)

 

カテゴリー
冬の星座

おうし座

おうし座:この図は原始時代の激しく力強い猛牛をあらわしています。イエス・キリストのさばきの姿という一面を示しています。主星である赤い一等星アルデバランは、雄牛の右目に輝いており、「統治者」の意味をもっています。イザヤの預言の言葉があります。「見よ。主の日が来る。残忍な、怒りと憤りの日が。大地を荒廃させそこから罪人を絶つために。天のもろもろの星とその星座は光を放たず太陽は昇っても闇に閉ざされ月も光を輝かさない。」(イザヤ書第13章9~10節)このおうしの肩のところにプレアデス(和名スバル)星団があります。肉眼で6こほど見えますが、ギリシャ神話では7人姉妹とよばれています。教会の歴史の中では、これをノアの箱舟としたり、また、ヨハネの黙示録にでてくる7つの教会(同1章16節)を象徴しているとみた記録があります。

カテゴリー
冬の星座

こいぬ座

こいぬ座:子犬は、法に違反する高慢な人に対する天よりのさばきが必ずあることを示す象徴とされています。一等星プロキオンはシリウスに先駆けて東の空に上がってきます。そして、プロキオンの輝きは、全能の神の力によって悪の根元を絶ちきる用意のあることを表しているとされています。