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秋の星座

ペルセウス座

ペルセウス座:旧約聖書ミカ書2章13節に次の言葉があります。「打ち破る者が、彼らに先立って上ると他の者も打ち破って、門を通り、外に出る。彼らの王が彼らに先立って進み主がその先頭に立たれる。」この打ち破る者がここに描かれた勇者ペルセウスの名です。頭にヘルメット、足には翼をもち、右手に武器をかかげ、左手にメドウサの頭をもっています。この星座の名は、勇者の足先にあるアティクス(打ち破るものの意味)からきたといわれています。β星アルゴルは「悪霊」を意味しており、くじら座のミラと同じく変光星です。キリストは永遠に変わることのない権威によって悪魔を支配し、来るべき終わりの日には、ついに悪魔を永遠の滅亡へと追いやってしまうのです。救い主キリストは、レビヤタン(水中の怪物・くじら座)を打ち砕き、メドウサの頭からアンドロメダを引き離し、教会をカシオペヤの王座につけたのです。二重星団はとてもきれいな2つの散開星団です。

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秋の星座

くじら座

くじら座:この絵は,海の中に住む巨大な怪物です。大きな頭、口、足、そして鯨のような体と尾をもち、魚たちを食い荒らしています。これは教会にとって大敵であり、迫害者であるこことを示しています。この星座で特色のある星は、ミラといわれ、2等星ぐらいの光を放つかと思うと日時が過ぎると、弱い光にかわります。これは詐欺師を象徴し、反逆者を意味しているとされました。今は、悪魔が自由に動き回っています。聖書にはこう記されています。「万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。不平を言わずにもてなし合いなさい。」(ペトロの手紙1 第4章7節~9節」

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秋の星座

カシオペヤ座

カシオペヤ座:天空にすぐ目につくこの星座は、すべての苦難のきずなから解き放され、天にある栄光に満ち、主と共に座を占めた真の教会の姿を示しています。女王の胸にある星シェダルは「解放されたもの」を意味しています。カシオペヤは鎖につながれたアンドロメダの母であるといわれています。これは天にある教会は地上にある教会の母であることを示しているように思われます。このように、この星座の主題は、解放された教会であり、天上の勝利の教会にあります。1572年11月11日この星座で、昼間でもひときわ明るく見える星があわられました。ティコ・ブライエが観測したので「ティコの新星」と呼ばれています。

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秋の星座

おひつじ座

おひつじ座:英語のラム(羊)は「偉大、高く上げられた」の意味があり、キリストが教会の主であり、頭である意味に通じます。かってバプテスマのヨハネは、キリストが近づいて来るのを見て、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」(ヨハネによる福音書第1章29節)と叫んだ言葉とあてはまります。α星は「頭」「高く引き上げられる」を意味し、β星は「傷ついたもの」の意味をもっています。神の小羊イエスが十字架に死にそしてよみがえり、高く栄光の座に引き上げられることを表しています。このように昔から伝えられる星々の意味が、キリストの生涯と一致しているのは、何とすばらしいことでしょう。

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秋の星座

アンドロメダ座

アンドロメダ座:女性が手を縛られています。うお座と同じで教会をあらわしています。なぜなら聖書では教会を女性の姿や魚の姿で表現しているからです。ギリシャ神話では、この女をアンドロメダと呼び、その意味は「人々を支配するもの」です。教会は王の王であるキリストの再臨により完成し、永遠の神の国となる日がやってきます。今や教会はこの新しい未来の世界に向かって希望をもって進んでいるのです。しかし、この世にある教会は、平坦な道を歩んでいるのでなく、迫害に苦しめられ、時には破滅の危機にさらされることもあります。しかし、福音の伝道の歩みはとまりません。女性の姿は教会の苦難の歴史を象徴していますが、この女性が、鎖の束縛から解かれ解放されるにちがいありません。アンドロメダ座は教会の豊かな未来を表しているのです。

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秋の星座

ケフェウス座

ケフェウス座:左手に王位の印であるしゃくを持ち、右手には春夏秋冬を表すリボンを持ち、星をちりばめた王冠をいただいています。ここに、復活し、昇天したキリストの栄光に輝く姿を見ることができます。王の右肩に輝く星はアルデラミンと呼ばれ「急ぎ帰る」を意味し、腰の周りのアルフィルクには、「あがない主」左膝のエライには、「羊飼い」の意味があります。イエス・キリストは、私たちの罪のあがないとして、十字架上で死の苦難を受けましたが、神は高く天に上げ、右の座にすえ、すべてのものの支配と力との上に立たしめたのです。

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秋の星座

うお座

うお座:2匹の魚がいます。1匹は北極に向けられ、1匹は太陽の道である黄道に横たわっています。2匹の魚はバンドで結ばれています。2匹の魚はキリストの働きから生まれた「教会」を象徴しています。預言者エゼキエルの言葉には「聖なる海は、数え切れないほどの魚が満ちあふれるであろう」とありました。教会はキリストの来臨前の教会と来臨後の教会いいかえると新約の教会と旧約の教会にわかれています。しかし、信仰は1つです。2つの魚はしっかりと結ばれ霊的命も1つです。その一端は、おひつじ(キリストをあらわす)の足にかかっており、教会はキリストとつながっていることを示しています。

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秋の星座

みなみのうお座

みなみのうお座:みずがめ座から流れ出ているいのちの水の中に、1匹の魚が生きています。ちょうど口のところに1等星フォーマルハウト(魚の口の意味)が光っています。聖霊のはたらきによって新しいたまものが生まれる様子を描いています。この聖霊の賜物とは、あがない主キリストを信じて新しく生まれ変わった人々の群れ、すなわちキリストの教会を意味しています。魚はこの信仰者の群れ、教会の象徴です。教会は新しく霊的創造によって造りかえられた者の集まりであり、魚がいのちの流れにまかせているように聖霊の新しい力によって生きるのです。

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秋の星座

みずがめ座

1人の男が大きなかめを抱え、天からの水を尽きることなく流しています。キリストがかかえるかめは、幸いに満ち満ちた新たなるものを生み出す、尽きることのない力がたくわえられていることを示しています。かめから流れ出る水については旧約聖書の預言の言葉が次のように明らかにしています。「わたしは渇いている地に水を注ぎ渇いた土地に流れを与える。あなたの子孫にわたしの霊を注ぎあなたの末にわたしの祝福を与える。」(イザヤ書44章3節)わたしの霊とは聖霊をさし、かめから流れ出る水は、聖霊の豊かな臨在を表し、聖霊の注ぎによってはじめてキリストを信じるすべての人々の乾きがいやされ、永遠のいのちと祝福が与えられることを示しています。

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夏の星座

いるか座

いるか座:わし座のアルタイル近くに美しい星のかたまりがいるか座です。元気に満ちあふれ、躍り上がっているような魚の図です。いるかは死からよみがえってもう一度躍り上がる姿を象徴しています。私たちの罪を一身に背負ったキリストは、一度死んだのですが、再びよみがえり、死から生への最初のものとなりました。そして教会の頭となったのです。やぎ座では、死にひんした山羊が、再び霊による新しい命を得ていきます。その移り変わりをこのいるかの躍り上がる姿と結びつけて考えると、この星座の意味をさらに深く味わうことができます。